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自分たちのまちのことを自分たちで話し合って行動していける社会を実現する。北海道市民ファシリテータープラットホームで全道域のネットワークをつくる。

【ニセコ町〜楽しい会議(はなしあい)の作り方講座〜】

5月11日(日)10:00〜16:00、ニセコ町民センターにて講座を行いました。

主催はニセコ景観研究会さん。昨年に続いて2回目の開催です。

ニセコ町では開発事業を行う前の住民説明会で事業者と住民とが意見交換会を行い、相互理解を深めた上で開発計画に反映させることが義務づけられています。

もちろんそこに繋がるものとしての願いもあるのですが、今年はニセコ高校の1年生5人の参加もあり、10代〜70代までの様々な所属の方が集まる場となりました。

始まりはカタルタというカードを使い「あなたにとっての話し合い」を表現することからスタート。思いもよらぬカードの言葉に導かれ、それぞれの「話し合い」への思いが語られました。

特に印象深かったのは最後の会議にチャレンジの時間。自分が話してみたいテーマを挙げ、そこに集まった人たちと話し合いをするのですが、そこでは今日の講座で学んだ「どう話すか、どう聴くか、4つの段階と3つの役割」を活かしながら進めます。

「話し合いと会議は違うのか」「地域のみなさんと子育てをするには」「今夜の献立を楽に考えるには」などなど5つのテーマが出揃いました。20分と短い時間だけどみんなと話したい思いがあるから、やっぱり真剣に盛り上がります。

その中で「今晩の献立を楽に考えるには」の「何食べたい?」という何気ない一言に、それを問いかける側とその返事を問われる側で違った風景があることも見えました。

「話し合いと会議は違うのか」も、高校生のふとした問いが、話し合いと会議を何が同じで何が違うと自分たちは認識しているのか、改めて言語化してみる時間になっていました。

世代間でお互いの意味の風景が語られて、それを「そうだったのか!」「なるほど〜」と受け取られる経験は、お互いの世界を広げてくれます。

次回は7月27日(日)です。今回学んだ対話的なやりとりと話し合いの進行のベースを持ちながら、板書の練習とニセコのまちづくりをテーマに話せる場になりそうです。

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