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自分たちのまちのことを自分たちで話し合って行動していける社会を実現する。北海道市民ファシリテータープラットホームで全道域のネットワークをつくる。

9/2 この夏最高に暑かった!SOUNDカード、ブレストカード体験会

話し合いの言える化ツール「SOUNDカード」と面白法人カヤックさんの「ブレストカード」体験会を道内15自治体からご参加のみなさんときたのわとでご一緒しました。

きっかけは、今年2月のきたのわ全道フォーラムにゲストでお越しいただいた青森大学社会学部佐藤淳先生から「札幌で体験会をやりたい!」というところから始まりました。

今回は各グループごとに「10年後の北海道」についてSOUNDカードで対話しながら【私たちは10年後の北海道を〇〇するために〇〇し、〇〇という未来を実現するために取り組みます(存在しています)】というステートメントを作成するというもの。

まずSの現状の見える化と安全な場づくりのステップで、各々2枚カードを選びその問いについて「私がこのカードを選んだのは〜」と話し始めます。

驚いたのは「初めまして」なのに、こんなに語り手が立ち現れるような話を聞けるんだ!ということ。初めましての方と話し合いの場をもつ時、どうしてもお互いの背景や関心ごとがわからないので、始めは手探り感がありますが、カードのおかげでそれぞれが大切にしていることを初っ端から堂々と聞き合える。

これは自分が大切にしている思い・今の関心事・何とかしたいことなどをカードの問いにのせて、ギュッと的を絞って話せるからなんですね。

問いも(カードも)自分で選ぶので、話したいことを話せたという満足感がありました。

その次はOのビジョンアウトカムの共創です。

ここで先ほどのステートメント化です。

私のグループでは5人の共通言語を見出すことがなかなか難しかった。でもそのおかげで個人の話が本線だとすれば伏線がたくさん生まれる時間になりました。

例えば「男性や優勢なものがこの社会を優位に動かしている」という言葉に男性から「自分はそちら側の人間だなあ」という呟きがあり、「でも女性でもここにアイヌの方が居たら、今度は自分が加害の側になりますよね」という話になったり、「優れたリーダーシップが望まれる」ということには「リーダーシップって大丈夫だろうか?」「自分はリーダーは何もやってくれないと知ってしまっている」など、反対意見というよりは交わる多様な線が生まれる感じ。

社会の歪みや痛いところをこっちから見たらこうだけど、こっちから見たらこうだよねと主体を入れ替えながら触れることが心地よかったです。

本当はS-O-U-N-Dの5ステップ、Dのアクションの選定と実行まであるのですが、時間の関係上ここまでに。

次は面白法人カヤックさんのブレストカードを使って、ひらめきのごとく意見を出す体験です。

ルールはカードを2枚引き、瞬時に「昨日見た夢は〜」と話し始め、誰かの意見に「いいね〜!」とグットなリアクションをするというもの。

1回目はちょっと面白いことを言ってやろうという気持ちがあるのでどこかテンポに欠ける。2回目は「考えずに数を出そう」「見たまま言う」のアドバイスを受けてやって受けやってみると。

なぜかそっちの方が面白い!その人の人柄が出るんですね。それが味となってクスッとなったり、上手いね〜となったり。ポップなイラストとシンプルなルールで思わぬことが起きるカードだなあという印象です。これ面白いです。

今回の体験会。先にブレストカードをやってからSOUNDカードで10年後の北海道を話したら、どうだったんだろう〜?と思ったり。

扇風機6台フル回転させながらの残暑の中、みなさまたいへんお疲れさまでした!

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