2024年3月、たくさんの方に応援していただいたクラウドファンディングによって「市民ファシリテーターを始めよう!ガイドブック」が生まれました。
そこから8回に渡り開催してきた「読んで対話する会」の最終回が1月30日でした。
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毎回小さな輪でありながら、そこで聴かせていただいた言葉からはっとすることがたくさんありました。
その一つに「ファシリテーションをするひとではないのかもしれない」があります。もちろん「話し合いで大事にしたいこと、されたいことを知ってそこに居てくれるひと」には違いないのですが、もっともっとたくさんの意味があることに、みなさんと話をする中で気づいていったように思います。
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先日行われた札幌市の「敬老パス市長との対話会」で、発言中に他の方の声が、それも相対する声が被せられる様子に、「もしここに市民ファシリテーターがいたら何か変わるだろうか、とても残念な思いで見ていた」という声が聴かれました。
市民ファシリテーターが活躍するという絵ではなく、誰がファシリテーターがわからないけれど、目の前のテーマについてそれぞれの発言を深く聞かせてもらう、自分の話も聞いてもらえるという「あたりまえ」を再考する時にきているように感じました。
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少し時間をおいて、またガイドブックを手にとってくださった皆さんとお会いできる場を開いていく予定です。
その際はまたどうぞよろしくお願いいたします。