昨年6月から11月にかけての約半年間、
オンラインでの講座と実際の仕事現場に講師とともに補佐で入る実践の機会を設け、最後は入門講座を自分たちでやってみる全6回+実践が終了しました。
今年は 萩原寛暢さん、木村恵巳さん、高橋明美さん、菊地直子さんの4名の方と一緒に学び実践しました。
きたのわの基本の入門講座の組み立てやプログラムの意味はもちろんですが、何を学びあえたら一人ひとりの現場でも役立つだろうか?と想像しながら全6回を組み立ててきました。
4名と対話しながらたどり着いた今回の講座の大きなテーマは、
「ファシリテーターであること」でした。
「ファシリテーター」として立ち、その場に居るとき、自分の役割や責任、リスクや限界、その場でのあり方being、相手をどうみているか、ということがとても大事になります。それは、講座のプログラムの中身や進行の仕方よりももっと前提になるところ。
これらファシリテーターの「世界観」のようなものは、その人の佇まいや話し言葉から参加者に全て伝わってしまうもの。良くも悪くもその場における影響が大きい存在です。
ファシリテーターという仕事の時間だけ何かをすれば良い、と分けることそのものが難しく、普段の生活や習慣から現れてくるものでもあります。
ひとつの正解や成功モデルが在るわけではありません。自分らしさの認識だったり、自分の芯をしっかりもつことが、ファシリテーターに大事なことであると感じます。
ひとりひとりの違いを前提として、どんなファシリテーターになりたいかを潜り探していく時間。それを一緒に振り返ったり、見つけたものをシェアしあえる時間は本当に豊かでした。
千歳、恵庭、東川、弟子屈から想いを持って集まれたことにただ感謝しかありません。ありがとうございました。そしてこれからも一緒に。
最後に修了証として渡したネームプレートの裏に書いた言葉を紹介します。
———
誰も答えを持っていない課題について自分たちで話し合っていくことが求められているいま。
「私たちはもっとこうしたい」
「未来のために変えたい」
といういのちの芽吹きのような声が聞こえる。
その声を大切にできる対話や話し合いの場が私たちの仕事です。
———