12月9日(火)洞爺湖町にて、子どもの居場所について話そう!が開催されました。
今年もワークショップ全6回を担当させていただきました。
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以下、北海道子どもの居場所ネットワーク事業さんからの報告です。
【洞爺湖町 研修交流会のご報告】
12月9日(火)、洞爺湖町で研修交流会を開催しました!
今年度最後の研修交流会は、子ども食堂・地域食堂・ファミリーサポートと、「子ども・家庭を地域で支える実践」が一堂に会する時間となりました。
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◆ 基調報告
前半は二本松さんによる基調報告。道内の子ども食堂の可能性や課題、利用者へのインタビュー、子どもたちと関わ
る上で大切にしていることなどをお話しいただきました。
◆ 実践報告
今回は、洞爺湖町・伊達市・恵庭市の3自治体から3団体が登壇し、それぞれの地域での実践を共有していただきました。
【1団体目】NPO法人おやこ応援団 いちごはうすの会(伊達市)
最初にお話しいただいたのは、工藤直美さんです。2019年にボランティア団体として活動をスタートし、現在は伊達市内で4か所の子ども食堂を運営。会場ごとに30〜80食ほどを提供しており、2025年6月からは学習支援の実施も予定されています。
子ども食堂にはさまざまな背景をもつ子どもたちが訪れます。爪切りの使い方を知らない子や、ほつれている服を着ている子など、「できていない」のではなく「教わる機会がなかった」だけの子どもたちの姿も紹介されました。
工藤さんは、居場所の役割として
①身体や生活をケアすること
②子どもの権利と自由を守ること
③暮らしと自立を支えること
の3点を挙げ、「愛着に課題を抱える子どもも、信頼できる大人と出会い続けることで、少しずつ変化していく。それが居場所の力」と語られました。
【2団体目】洞爺湖食堂/洞爺湖町ファミリーサポートセンター(洞爺湖町)
続いて登壇いただいたのは、吉田祥実さんです。
洞爺湖町の委託を受け、虻田地区で「洞爺しあわせ食堂」を運営。「こどもがつくる」「こどもがたすける」「みんなのおうち」をコンセプトに、子どもから高齢者までが集える地域の居場所として活動を続けています。食事の提供に加え、ボードゲームや体育館での遊びなど、思い思いの時間を過ごせる場となっており、調理や準備、片付けも子どもたちと一緒に行っています。
こうした地域食堂での実践を土台に、2025年10月からは洞爺湖町ファミリーサポート事業がスタート予定。現在は助走期間として準備を進めており、2026年4月からの本格運用に向け、地域全体で子育てを支え合う仕組みづくりに取り組まれています。
【3団体目】恵庭市「ファミリーサポートセンター事業」(恵庭市)
最後にお話しいただいたのは、恵庭市でファミリーサポートセンター事業を担当する根深まなみさんです。
教育大出身で教員免許を持ちながらも、学童クラブやプレーパークの支援員として子どもに関わってきた経験を持ち、結婚を機に恵庭市へ移住。現在の仕事に就かれました。
ファミリーサポート事業は、「依頼会員」と「協力会員」によって成り立つ、地域で子育てを支え合う仕組みです。かつて支援を受けていた方が、今は協力会員として関わるケースもあり、「他人の孫」を省略し「たまご」という愛称で子どもたちを可愛がる協力会員の存在も紹介されました。
恵庭市は自衛隊のまちで、保護者が朝早く家を出る家庭も多く、「子どもとの遊び方が分からない」「実家との関係が希薄で頼れない」といった声が寄せられています。一方で、ファミリーサポート事業は家庭が自ら動いて初めて利用される“待ち”の要素が強い制度でもあり、助けを求めることへのハードルの高さが課題です。そこで、商業施設内での一時預かり体験会など、利用につながる工夫を重ねていること、また制度だけでは支えきれない家庭には他機関との連携が不可欠であることが共有されました。
◆ ワークショップ
後半は、特定非営利活動法人きたのわの津田さん、福原さんによるワークショップを行いました。
まずは参加者同士で「普段行っている活動」や「心に残った話」を共有し、その後意見交換へ。
「スクールバス通学のため、放課後に友達と遊びにくく、交友関係が限られてしまう」
「居場所は一つではなく、合わないときに別の場所を選べる選択肢が必要」
「活動の次の展開や広がりを知りたい」
など、地域特有の事情や、今後の居場所づくりに向けた率直な声が交わされました。
居場所は万能ではなく、地域や子どもによって必要なかたちが異なること、そして複数の選択肢があることの大切さを改めて確認する時間となりました。
最後は恒例のワーク、「自分にとって居心地が良いと思えること・もの・場所」を付箋に書き出し、北海道の地図に貼っていきました。
この地図は、今年度の研修交流会を開催してきた各地の参加者の想いをつなぐもの。今回の洞爺湖町で完成しました!![]()
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ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
今年度の研修交流会はこれにて終了です。
ご参加いただいた皆さま、投稿をご覧いただいた皆さま、今年1年本当にありがとうございました。
また年明け以降に実施することがあれば、改めてお知らせします![]()







