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自分たちのまちのことを自分たちで話し合って行動していける社会を実現する。北海道市民ファシリテータープラットホームで全道域のネットワークをつくる。

【ハンドブックを持って、ワーカーズコープ南東北事業本部所長合宿にご一緒しました】

8月30日、31日は仙台市作並温泉にてワーカーズコープ南東北事業本部所長合宿が行われました。今回はきたのわも執筆・監修で関わらせていただいた「みんなでつくる話し合いハンドブック」を使っての研修ということで、きたのわにとっても始めての試みでした。

まず感じたのは、みんなで同じものを見ながら進められる安心感です。またせっかく本になっても「ここどういうことかな?」と分からないままだと片手落ちなので、みなさんと一緒に確認しながら進められる機会をいただけてとてもありがたかったです。

1日目は対話的な領域についてで、聴くと話すを分ける対話の手法を体験しました。

振り返りでは、「普段は枝葉を落として要約して話すけれど、今回は枝葉を広げながら話した体験だった」「聞き手の問いかけが誘導になってしまうこともありそう」などの声をいただきました。

「話す」について、一般的には要点をまとめて相手に伝えることがよいとされます。まだ上手く言葉にならないことを「それって何があるんだろうね?」と一緒に見つけていくようなやりとりは相談や支援のもの、と位置付けられているように感じます。

でもその人が大切にしていること、してきたこと、しようとしていることは誰にでもあり、それこそがその人を形づくるものだとしたら、それを教えてもらうこと(知り合うこと)は、共に何かを進める際の見過ごせない土台ではないかと捉えています。

1日目の研修後は横山哲平杯「ボーリング大会」です!!

昔腕をならしたであろう輩もお見受けした中、「こんなに盛り上がるんだね・・・」の主催の方のつぶやきに笑った盛況ボーリングでした。

2日目は合意形成の領域についてで、ハンドブックに沿ってまずは自分たちがつくりたい話し合いのイメージを「困った話し合いと理想の話し合い」の軸で出していきます。

みんなでつくる話し合いの具体的な進め方のステップと役割を知った後は、グループに分かれ話し合いをつくる実践の時間です。お菓子や飲み物を準備したり、そんなエッセンスが入るだけでも場が和らぐものです。

きっとそれぞれの事業所によって話し合いの形態も違うのだろうと想像します。模造紙に残された「新しい取り組みを現場でやってみようと思っても難しさもある」の文字も受け取らせていただきました。

現場での話し合いは、目の前のことのために開かれるのがほとんどだと思います。

そんな中、悩みを共有して出来そうなことを一緒に考える経験は、目に見えるテーマとゴールの設定や板書の大切さなどと同様に、一つ持ち帰っていただける体験になるとよいなと見ておりました。

帰りは秋保温泉街の「さいちのおはぎ」をお土産にして、仙台空港では震災時のお話を車窓から伺いました。震災の夜見上げた星空のお話を伺ったのは2度目でした。どちらも体と心が震えるお話でした。聴かせてくださってありがとうございます。

この度も2日間、大変お世話になりました。

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